非力なPCでもハイスペックゲームが遊べるらしいサービス「Gefoce now」が登場


「最新のPCパーツは全部取り揃えている。レミ学「Gefoce now」編よ!!

どうもこんばん・・・・って、あれ?今日レミ劇だっけ?そうか、土曜日だもんなー。

「バカね。今日はレミ学よ!!」

まだレミ学存在していたのか。レミリアちゃんを学ぼう(違

「レミリアと学ぶだから。」

類似後:猿でもわかる

「バカにすんな!」

バカにしていることに気づいた・・・知能指数の上昇を確認・・・

「ゔぁぁ~。」

知能指数の低下を確認
って、こんなやり取り続いていたらレミ劇に載せなければならない。レミリアちゃん居てもいいけど端っこにいるように。

「ゔぁああぁぁぁ~~~。」

知能指数超低下してる。

さて、先日このようなメッセージをいただきました。

【なにやらGTX1080をクラウド上でレンタル出来るサービスが登場するとかなんとか…どうなんでしょう(丸投げ)】

私もそんなサービスがあるのは初耳でしたので、興味もあったこともあって調べてみました。
まずサービスの名前ですが「GEFORCE NOW」というサービス名のようです。



サービスの概要ですがとても大雑把に言ってしまえばゲームを動かすのに必要なCPUとGPU処理(グラフィックボードで処理するもの)などはNVIDIAのサーバ上で行って、その処理が終わって映像になったらインターネットを通してエンドユーザ側に転送して見せる(ストリーミング配信)というもののようです。
わかりやすい画像があったのでどうぞ。



ゲームの操作とかを行ったらその通信がインターネットにいって、NVIDIAのサーバがその通信を元にゲームを処理。
そしてその結果を映像にして再びインターネットを通しユーザのテレビに映す・・・っというわけですな。
映像は60FPS(1秒間に60コマ)でプレイ可能と謳っているので最適な環境にいればカクつきは一切ないと思われます。

理論上、確かにこれなら必要な処理はすべてNVIDIAのサーバが行ってくれるからユーザ側はスペックを満たす必要はないから貧弱ノートPCでも高スペックなゲームをカクつきなく遊べるように見えますね。

「フランのパソコン、ノートPCなんだけどこれ使えばMAD MAXとかWitcher3とか遊べるの?」

フランちゃんマニアック!
質問の答えとしてはYes。このGeforece nowのサービスを利用すれば遊べることでしょう。

「そういえば私のPCもGTX980なのよね・・・。このサービス使えば1080で遊べるっていうことでもあるし・・・申し込んでみようかしら?」

まぁまたれ。
サービスの概要としてはもうこれだけ。要約すればお金払えばうちのサーバで処理して映像にすっからハイスペゲームできるよってだけなんですが・・・。
これはちと落とし穴の多いサービスです。

まずひとつに、映像をストリーミング配信することになるので高速通信できる環境である必要があります。
ネット環境が遅いとキャラクターを動かしたのに実際に反映されたのが1秒後とか超ニュータイププレイしなければいけなくなる。

実際にこのGeforeNowのシステム要件をチェックするとしっかり書いてあります。



重要なのは文字を反転させたところ。
ストリーミング再生するのにどれだけの速度が必要か記載されています。
最高設定である解像度1080pの60FPSでやろうとすると50Mbもの回線速度が必要とのことでこれは正直厳しい。中小企業の専用線クラス。

真ん中の720p 60FPSなら辛うじて満たせる通信回線はあるかも。でもマンションや集合住宅の回線使ってたら間違いなくアウトなので注意。
自分の家の回線がどれだけ出ているのか気になる方がいれば、こちらからチェックしてみてください。

回線速度測定

ちなみに私の家の回線は36Mbpsでした。
マンションや集合住宅の回線を使っていなくてもこれなので正直厳しすぎる気がする。でも真ん中設定ならいけるなぁ。
まず利用しようと思っても大体の人はここで躓くと思います。

「紅魔館の回線速度は1000Mbpsだったわ!!」

うそやろ

「回線速度は問題なし!じゃー契約しちゃおーっと。」

まぁまたれ。

仮に回線速度の問題をクリアしたとしても個人的にはこのサービスはおすすめしません。

「なんで?」

どうもNVIDIAが用意しているゲームしかプレイできないようです。
ちなみにその数大体120作品。

してその内容ですが・・・・。



しらねえええええええ!!

いや、正直私も結構コアな洋ゲーファンだと思っているのですが知っているゲームがあまりにも少ない。
上の画像のなかだとTomb raider、Witcher3、hitmanぐらいしか知らないんだけど・・・。
まず日本で好まれているゲームが皆無でした。

「遊べるゲーム一覧の中にCivもバトルフィールドもないんだけどー?」

回線問題クリアしても、そもそも遊びたいゲームがなければ意味がないと言わざるをえないですね。
どんなゲームが配信されているか気になる形がいればこちらからどうぞ。
マジで10作品も知っているものがあれば立派な洋ゲー好きだと言えるレベル。

しかもまぁ、なんていうか・・・。
ここのゲームリストに乗ってる奴の大体がGTX1080クラスのスペックを必要としていないゲームなんだよなぁ・・・。

「確かに微妙なようね・・・。」

「でもthe witcher3をちょうど遊んでみたいと思っていたところだわ。とりあえず契約してみようかしら?」

まぁ待たれ他にも問題点がある。
最後は料金です。ぶっちゃけます。高い。

「ちょっとまって。一番最初の画像に月々7$って書いてあったわ。今日本円で7$は大体800円よね?ゲーム作品の数に問題はあるみたいだけど800円で遊べるなら格安じゃないの?」

まずさっきのゲームリストですが、あれは対応しているゲーム一覧であって、実際に遊ぶにはあのゲームは購入する必要があります。

「え?じゃーWitcher3やろうと思ったらゲームソフト代に加えて月々800円の会費も払わないといけないの?」

そういうことになりますね。

「でもよくよく考えてみなさい。800円支払えば一ヶ月間GTX1080が使えるのよ?それ考えたら超格安じゃないかしら?」

月々の会費に加えて10分プレイする毎に0.4$(約45円)のお金を支払う必要があります。
1時間で270円。10時間で2700円。

「あれ?」

更に言っておきますが、このサービスを解約した場合買ったゲームソフトはサーバの中に残っているので消えるっぽいです。
The witcher3で例えるとしましょう。私のSteamのプレイ時間を見ると137時間遊んだことがあるようなので実際に利用していたとしたら金額は以下のようになったでしょう。

800円(NVIDIA会費)+5486円(ゲーム代。金額はSteamの価格から)+36990円(プレイ時間による課金)=合計金額:43,276円

正直Witcher3はDLCもやってないしバッドエンド迎えてそのままやり直さずに終了しちゃったからもう一週やろうとしたらもっと金額高くなっていたことでしょう。
ここまで高くなるならもう自分でGTX1080用意してソフトPCの中にインストールするわ!って言いたくなります。

「契約やーめた。」

無難です。

しかし・・・なんていうか・・まぁ私の第一感想を述べさせてもらうと
「あぁ、またこの手のサービスが来たか」って感じです。

というのもこのようなサービスは今回が初めてではなく過去にも似たようなサービスがいくつもありました。
真っ先に浮かんできたのはスマートフォンでPS3が遊べると謳ったとあるサービス。
内容はもうNVIDIA Nowと全く同じでサーバでゲームの処理して映像をスマートフォンにストリーミング配信するというものでした。
しかしスマートフォンで20Mbpsほどの通信を常に出せるわけがなくあちこちで悲鳴。一年も絶たずにサービス終了。
あ~って感じですね。

ちなみにplaystation nowっていうサービスがあるのもさっき発見。内容はGeforece nowと一緒。なんで名前までかぶってるんでしょうねぇ。
このサービスが順調かどうかはちょっと調べてないです。

というわけでGeforece Nowのサービスレビューは以上になります。
ちょっと悪いところばかり述べてしまいましたが・・・・うーん・・・・。

・・・・・。

だめだ、褒めようと思ったけど褒められるところがあんまりない。

でも正直進化してってほしい分野ではあります。
ゲームのグラの進化もPCパーツの進化も速度が早くて、いちいち交換してたらもういくらお金があっても足りない。

もしこのサービスが安くて対応しているゲームが多ければ・・・私も少しは考えたかもしれませんが・・・。
今後に期待といった所でしょう。

以上でレビュー終了です。

「レミ学、またみてね。」

何も学んでいない気がする。


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